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Aikido yuishinkai |
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丸 山 先 生 の 旅 日 記
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欧米合氣道セミナー記
イギリス
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8月2日午前11時40分発の全日空201便で、私と妻恭子(ヤスコ)はヨーロッパ、アメリカの合氣道セミナー開催の為、日本を後にした。
合氣道唯心会のセミナーではあるが、私の考えは、合氣道は合氣道以外の何ものでもない。 ○○会だの××流だのと各会は、称しているが、すべて開祖植芝盛平翁が創られてたものである。
それに少しばかり工夫をこらして各流派が出来ているので、その殆どが、開祖が云われた『合氣道は愛である』とか『万有愛護の精神』を説いている。
そして我こそ真の武道であり、合氣道であると唱えている。その何処が万有愛護の精神があるのか。二年間、私は「各川にはそれぞれの名が付いている。曰く、テームズ川であり、淀川である。しかし、その川が大海に流れ込んだら、その名は全て消え、水になってしまう。私は流派を問わず全てを受け入れる大海になる。」と称して、イギリス・ドイツ・イタリア・オランダ・カナダ・アメリカ・ハワイ・ニュージーランド・オーストラリアを周った。
その時、私の主催する合氣道唯心会はニュージーランドとオーストラリアのみであった。あとは全て他流で、一番驚いたのが、カナダのバンクーバーで集まった人々の全てが、空手、中国拳法で合氣道と云ったのは、大東流の人が一人だけでした。飛び入り自由の演武会では、相手は全て突き蹴りの達人ばかりと言った具合だった。その全ての国、道場がその場で合氣道唯心会になったのである。当時、68歳の私が力まかせに挑んでくる大男をなんなく投げたのであるから、実力本意の外国人は納得したのであろう。
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8月2日午後3時25分ロンドン・ヒースロー空港に無事到着。
日本から丁度、12時間の旅で、相手の懐を考え、私は飛行機は全てエコノミークラスと云ってあるので、飛行中、何度も足の曲げ延ばしを行なったから、疲れはなく元気に歩くことができた。
空港では、今年48歳になるデニス・バーク氏と夫人がこぼれんばかりの笑みをたたえて迎えてくれた。お二人とも1メートル80センチを超える高さで、歩きながら話していると首が痛くなってきた・・・。
ロンドン郊外のアンドーバーと云う町で1時間程だが、ここにデニスの道場がある。
道場といっても公のボーイスカウトの建物を借りているのだが、年間、1ポンド支払えば良いとのこと。完全に道場として改装されており、羨ましい限りだ。広さは、畳50枚程、シャワー、トイレ、更衣室、事務室も完備され、広い駐車場もある。
道場近くにイアン・マッキーという合氣道の有段者であり、市職員である彼の家の庭に造られた彼自身の道場であり、私が昨年から常宿としている別棟に落ち着く。道場とは云っても、マットは全て取り外し、磨き込んだ板敷きの上にソファー、デスク、藤椅子にテーブルがおかれ、キッチン、バストイレ完備、ベットも置かれていて、日本で云えば家賃数十万円はくだらなぬ一戸建住宅である。前の庭園の広く素晴らしいこと、野鳥は来る、茶色の野うさぎはテラスまで遊びに来てガラス戸に前足をかけ、「入れてくれ」と請う。終日ソファーに腰掛けて見ていても飽きることがない。庭の向こうは柵越しに広い牧場、馬が数頭いななきながら走っている。緑の牧場には、干草が積まれ数十米置きに緑の葉をいっぱいに茂らせた大樹がポツン、ポツンと立っている。正にこの世の楽園といおうか・・・・・。
ソファーに腰を下ろしてスコッチを口に含みながら、この景色を満喫するのが、私の喜びである。
夜はデニスの家に行き、パム(夫人)と息子のケニー君と一緒に食事をした。パムの手料理に舌つづみを打ち、去年、初段を取ったケニー君と一緒に夜10時過ぎまで過ごした。
デニスの運転で家路に帰るが、道は両側とも牧場、街灯は無く、緑の葉をしならせた大樹が両側に立ち並びトンネルをつくっている。トンネルを抜けると耿耿たる満月が行く手を
照らす。「荒野の月の凛と冴え、緑はるかな地平線」詩心をもよおす光景だ。
翌朝、6時起床。
野鳥の声に目を覚ます。今度のツアーにオーストラリアから駆けつけ、最後まで行動を共にするエリザベス・アンデルさんが会員のアニーさんと挨拶に来た。因みに私の英文ホームページは、全て彼女が作ったものだ。(ありがとう)
8月4日は、デニスの案内で有名なオックスフォード大学を見学。
テームズ川のほとりで食べたステーキのおいしかったこと。
(イギリス料理がまずいと言う人がいるが、全て独断と偏見であるといいたい!)
大学、市内を散策し、チェンウェル川をデニスのこぐボートで楽しむ。川には、白鳥、鴨が一緒に泳ぎ、岸辺の水草は優しく私たちに微笑む。至福のひとときであった。
8月5日 朝、デニスが迎えに来て道場へ向かう。
今日は、YUKIセミナーである。
私は関西地区本部長である岡嶋先生から教わった操体法・霊気(レイキ)、それに私の恩師である藤平光一先生から教わった気圧法、もう一人私が師事した整体協会の野口晴哉先生の活元運動、愉気の四つを含めて「YUKI」として海外でセミナーを行なっている。
特に操体法の渡辺勝久先生から教えられた60%の原理は、私の合氣道の技を根本から変えてしまった。どんな大男も宙に舞わすことが出来る60%の原理は、相手が空手、柔道、剣道の猛者でも恐れることは無く、単身、道場に乗り込める。そこに霊気の光を当てたところ、猛虎が子羊となるのである。私は、操体法、霊気に依り、『合氣道は愛である』という植芝先生のお言葉を観念ではなく、身体で体感した。従って毎朝晩、この二つの修行は。例え飛行機の中といえども欠かしたことは無い。もうひとつ、これは私の個人的修行でアヒムサがあるが、これは記すのは止める。
さて、セミナーには23人の会員が参加。夜は、クリケッター・アームスというレストランで会食。いつもながら美味い食事であった。(美食談)
8月6日 午前10時〜12時、13時〜16時までYUKIセミナー。
統一体で立っている人の後ろに立ち、本人に気づかぬように氣を抜いてしますと、相手は、小指一本で腰を押しても動く。逆に「ボー」と立っている人の後ろから氣を送ると全ての不動体ができる。 活殺自在成り。
皆、喜んで稽古をしていた。特に首が曲がらぬ人の脇に立ち、全く身体に触れずに氣を送っただけで、「ふにゃり」と首が曲がった時は、正に拍手喝采。
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